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2023/11/21
恋愛

デートDVとは?よくある例などをご紹介

パートナーと良い関係を築いていくためには、相手への尊重や思いやりが欠かせません。
恋人だからと甘えて、キツい言葉を投げかけてしまったり、借りたお金を返さなかったりといった態度は、デートDVになることもあるので気を付けましょう。交際クラブで出会った相手が、恋人からデートDVにあっている、ということもあるかもしれません。
今回は、デートDVがどのようなものなのかについて具体的にご紹介していきます。
デートDVの対処方法についても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。


■そもそも「デートDV」とは?

デートDVという言葉を耳にしたことがあるけれど、どういうものなのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか。
デートDVの「DV」は、「Domestic Violence(ドメスティック・バイオレンス)」の略語です。
配偶者や恋人など親しい関係にある相手、もしくは元恋人や元配偶者などから振るわれる暴力のことを指しており、恋人同士の間で起こる暴力は、「デートDV」と呼ばれています。
男女間では体力や経済力の差が生まれやすいことから、男性が加害者、女性が被害者になりやすい面があります。
ただし、女性から男性に対してデートDVが発生することもあるため、必ずしも女性が被害者になるとは限りません。
デートDVでよくある暴力の例は、「殴る」、「叩く」、「蹴る」などといった体への攻撃です。
そのほかにも、相手の腕を強く掴んだり、髪を引っ張ったりなどの行為も、デートDVに該当する場合があります。
また、直接手をあげずに相手に「ものを投げる」行為も立派なデートDVになり得ます。

■デートDVは肉体的な暴力だけはない!

デートDVは、身体面への暴力だけとは限りません。
「大声で怒鳴りつける」、「脅す」、「無視する」などといった心への暴力もデートDVに該当します。
たとえば、相手のスケジュールや交友関係を頻繁にチェックして、行動の監視や制限することも心の暴力になり得るのです。
異性の友達だけでなく、仲の良い同棲の友達や家族との接触を一切禁止するといったことも相手を苦しめる心の暴力です。
デートDVの被害者の中には、スマートフォンを恋人にチェックされているという方もいます。
恋人からの監視や制限がエスカレートすると、相手は気が休まることがないので、心労が溜まっていくことでしょう。
そういった心の暴力を放置していると、付きまといやストーカーなどに発展することもあるので、十分に気を付けたほうが良いでしょう。

■性的な暴力もデートDVになる

デートDVでは、性的な暴力が起こることもあります。
具体的には、相手が嫌がっているにもかかわらず、体に触れることや行為を強要することです。
下着姿や裸の画像や動画を撮ることを強要することや送信するように求めてくることも性的な暴力に該当します。
もちろん、避妊に協力しないことも性的な暴力です。
女性側がお願いしているにもかかわらず、男性がコンドームを着けてくれないのであればデートDVとなってしまうでしょう。
デートDVの加害者は、万が一妊娠が判明した際に、中絶を強要するケースもあるようです。

■経済的な暴力も要注意

金銭に関することがデートDVになるケースがあります。
デートDVに該当するのは、「デート代をすべて払わせる」、「借りたお金を返さない」、「相手の貯金やクレジットカードを勝手に使う」などの行為です。
同棲しているカップルの場合には、「食費や光熱費などの生活費を一切渡さない」、「働けるのに働かない」、といったこともデートDVに該当するでしょう。

■デートDVは犯罪!困ったら相談窓口へ

自分がデートDVをしているという自覚がある方は、すぐにやめるべきです。
暴言や暴力などがエスカレートすると、2人の関係が終わってしまうことにもなりかねません。
恋人に対してそのような態度を取ってしまうのは、親しい間柄だからこのくらいならばいいだろうという甘えがあるのかもしれません。
たとえ、恋人間であっても、殴る・蹴るなどの暴力は「暴行罪」、脅す行為は「脅迫罪」、無理やりの性交渉に及ぶと「強制わいせつ罪」となる場合があります。
恋人だからと何をしても良いだろうと、軽く考えないほうが良いでしょう。
もしも自分が被害者になった場合、あるいは、友達や知り合いが被害に遭って困っているような時には、専門機関での相談をおすすめします。
匿名で相談できる窓口もありますので、気軽に利用してみると良いでしょう。
デートDVの解決は一人では難しいこともありますので、第三者の手を借りてみてください。

デートDVは、恋人同士の間で起こる暴力のことです。
殴る、蹴るといった身体的な暴力だけでなく、性的な暴力、精神的な暴力、経済的な暴力もデートDVに該当します。交際クラブで出会った場合でも付き合いが長くなるにつれて関係性が変化してしまうこともあるでしょう。
少しくらいだからと放置していると、エスカレートすることもあるので、デートDVだと自覚したらすぐに対処したほうが良いでしょう。


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