2022/02/14

性病にかかるとどんな症状が起こる？

性行為は一般的に気持ちが良いものとされています。しかしながら、そこにはリスクが付きまとうことも忘れてはいけません。特に注意したいのが性病です。性病と一口に言ってもさまざまな種類がありますが、中には死にまで至らしめる病気まであります。
そもそも性行為自体が大っぴらに話題にされないものです。それゆえ、性病に関する情報もなかなか一般的に広まりづらい傾向があります。中には性病にかかるとどんな症状が現れるのか知らない、という人もいるのではないでしょうか。
そこでここからは性病の症状やどうすれば予防できるのか、といったことなどを紹介していきます。交際クラブで割り切ったお付き合いをされる際にはこのようなリスクを理解した上で回避できるよう気をつけましょう。

■性病にかかるとどんな症状に襲われるの？

性病がどんなものか知らないと、そもそも自分が性病にかかっているとわかりません。それゆえ、風邪かな、と思ったら実は性病にかかっていた、というケースもあるくらいです。性病には種類があるので症状はまちまちですが、あらゆる性病に共通して現れる症状として性器の異常が挙げられます。たとえば、性器のかゆみがなかなかなくならない、といった症状がある時は性病を疑っていいでしょう。
また、いわゆるオーラルセックスによって口などに疱疹ができることもあります。クラミジアや梅毒といった性病は性器同士を接触させると感染するので、これらの症状はすぐに体の異常として現れやすいです。
一方で、症状がなかなか出にくい性病もあります。たとえば、カンジタなどはその最たる例と言えるでしょう。特に男性がカンジタに感染していたとしても、具体的な症状が現れることはあまりありません。そのため知らず知らずのうちに女性に感染させてしまって、そこでようやく自分がカンジタにかかっていたとわかった、というケースもあるのです。

■最も恐ろしい性病エイズ

ここまでは体がかゆくなる場合や排尿の異常として症状が現れやすい性病を紹介してきました。
一方で、免疫系そのものが異常をきたしてしまうエイズという性病があります。エイズはすぐに症状が現れるわけではありません。初めは熱が出たり、頭痛に悩まされたり、といった風邪に似た症状に見舞われるだけで、それもすぐに治ってしまいます。
エイズが厄介なのは、潜伏期間の長さです。具体的な症状が訪れないまま、知らず知らずのうちに免疫系が犯されてしまって気付いた頃には死が近づいていた、というケースさえあります。
最近ではエイズの特効薬ができたので、エイズにかかったら死からは逃れられない、ということはなくなりました。とはいえ、早期に発見するに越したことはないので、性行為後、風邪に似た症状が現れたら病院へ行くようにしましょう。

■性病はどうしたら予防できる？

先ほども述べたように性病は性器同士を接触させたら感染が起こります。そのため、性器同士を接触させないことが性病の予防には欠かせません。
そこで活躍するのがコンドームです。コンドームは一般的に避妊具とされていますが、性病を予防する器具でもあるのです。
また、性行為前はシャワーを浴びるなどして体を清潔に保つようにしましょう。性器には雑菌が溜まりやすいので、それがキッカケで性病に感染する事例も少なくありません。そのほか、性器だけでなく口をイソジンなどのうがい薬で洗浄することも忘れないようにしましょう。

■性病はどこの病院で治療したらいい？

性病にかかったかもしれない、と思ったらまずは男性は泌尿器科を受診するようにしましょう。現在の日本では性病にかかったら投薬治療するのがほとんどです。性病は基本的に性器から感染するものですが、そこからリンパ液を経由して体の全体に菌が運ばれていきます。それゆえ、特定部位の手術をすれば取り除けるというものではありません。地道に投薬を続けて症状が緩和されるのを待つしかないのです。

■性病は流行する？

最近梅毒患者が増加している、といったニュースを聞いたことがある人は多いでしょう。性病は人から人への感染経路が主流ですが、このように突然流行することが不定期的に起こり得ます。
特に最近では出会い系サイトなどを通じて不特定多数の異性と交際をする人が増えてきました。昨日はこの女性と性行為をして、今日は別の女性と性行為をする、ということを繰り返していると、性病を蔓延させるリスクは高まります。出会い系サイトなどを使っている人はくれぐれも注意するようにしましょう。

性行為は興奮を伴うものなので、ついつい理性を疎かにしがちです。性病の予防にはコンドームが欠かせませんが、盛り上がってしまうと装着してしまうのを忘れてしまうこともあるでしょう。それゆえ、ちょっとした気の緩みが原因で性病にかかってしまった、という人も多くいらっしゃいます。
加えて、自分がいつの間にか性病にかかってしまっていた、というケースがあることも忘れてはいけません。自分だけでなく、相手の体も守るために性病の予防は欠かさないようにしましょう。


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